お正月明けにスーパーや八百屋さんへ行くと、七草粥セットという七草が揃っているものを見かけますよね。
草摘に行かずとも、簡単に手に入るようになりました。この日本の伝統的食文化について
何で食べるの?
どうして食べるの?
と、子供の頃に母に聞いた覚えがありますが、健康に良いからと言われたのが記憶に残っていますけど、子供に聞かれて、困る大人も多いと思います。そんな七草粥について、調べてみました。
- 七草粥の2019年度はいつ?
- 七草の種類は?
- 七草の覚え方
七草粥の2019年度はいつ?
七草粥の2019年度の日は、1月7日の月曜日!月曜日の朝からお粥を食べて、一日がスタートだなんて気分良さそうですね♪
一般的には1月7日ですが、この七草粥、かなり地域差もあることがわかりました。
1月15日の小正月に当たる日に行う地域、2月7日の月遅れの正月行事として行う地域もあるようですね。
作り方もお粥だけでなく、雑炊、餅入り、雑煮、味噌味汁物仕立て、おにぎり型菜めし など、地方によって特色があるようなのです。
これには驚きです!
七草粥の意味由来は?
元々は古代中国での、「人日の節句」(じんじつのせっく)と言って、人をいたわり、七草粥を食べることによって邪気を祓い、一年の無病息災と五穀豊穣を祈るとされる風習が、日本に入って来ました。
もうひとつに、室町時代の御伽草子の中の七草草子に、七草摘みの由来が書いてあるそうで、年老いた両親を健康にしてあげたいと苦行に励む親孝行者に帝釈天様が、七草を食べて8000歳になる白い鵞鳥の話を授け、それらと同じものを食べさせなさいと指示しました。
すると100歳近い両親がすっかり若返り、それが世間に知れ渡り慣習となったというお話しだそうです。
そのレシピが七草粥の原型だとも言われているようです。
七草の種類は?
8000歳の鵞鳥なんて、すごいお話ですが、ちょっとおまじないチックで面白いですね。
食べてみようという気になりませんか?私は俄然なりました(笑)
せり
セリ科
きりたんぽ鍋と相性抜群ですよね♪
なずな
アブラナ科
白い小さなお花が咲く、ぺんぺん草ですね。
江戸の台所ではポピュラーな食材だったそうです。
ごぎょう(おぎょう)
別名・母子草 キク科
草餅がヨモギを使う以前は、ごぎょうを使っていたとか。
はこべら 通称はこべ
ナデシコ科
ビタミン豊富で、鳥も好んで食べるそうです。
お浸しが美味しいみたい。
ほとけのざ
キク科
仏像の蓮華座に似ていることからついた名前ですが
実際の食用は、田平子 (たびらこ)だそうです。
すずな (蕪)
蕪の葉の栄養価の高さは有名ですね!
葉のほうが重用されていたようです。
すずしろ (大根)
おなじみのダイコンです。
こうやって見てみると、ハーブじゃないですか!立派な日本のハーブ文化が古くからあるってことですね。
七草の覚え方
せりなずな~
ごぎょうはこべら
ほとけのざ~
すずなすずしろ、これぞ七草~
と、57577調の百人一首を読むような感じで歌うと
覚えやすいですよ!
じっさい、源氏物語の「河海抄」(かかいしょう)に記載があり
この謡い方が定着しているそうです。
まとめ
- 七草粥の2019年度はいつ?
- 七草の種類は?
- 七草の覚え方
これらをお伝えしました。七草粥の日やレシピも、地方によって違ってくることも分かりました。
七草の歌や、白い鵞鳥のお話も、子供にわかりやくす説明出来そうですよね!
自国の伝統文化を知る、人に説明できるということは、とても大事なことだと思いますので楽しみながら身に付けて、文化の継承をして行きたいですね!
年末からお正月にかけて、疲れた胃を労るためにも是非食べておきたい日本食です。