ラン活という言葉を最近見聞きするようになりましたが、ご存知でしたか?
なんと、ランドセル入手するための活動なんですよ!「くだらない!」という口コミをちょいちょい見かけますが、注文数に限りがあるのと、販売期間が早くて短いという事情があるんですよね。
年々過熱気味になってきている、ランドセル争奪戦ですが、少子化なのにどうしてこのようなことが起こるのでしょうか?
昨年は両親が姪にランドセルを買うにあたって、一緒にラン活していましたので、2019年のラン活事情を調べてみました!
- ラン活(ランドセル活動)とは?
- ラン活2019いつから?
- 工房系人気ブランド資料請求は?
ラン活(ランドセル活動)とは?
どうして「ラン活」なるものが出来たのでしょう?年々、ランドセルの販売時期が早まっていることが原因に考えられます。
販売期間が早くて短いとなると、仕方のないことですが、人気の「工房系」は職人さんが手作りするので、製作個数にも限界がありますし、スタッフも限られていますよね。受注生産となるのでどうしても早い時期の予約が必要なんですよね。
メイド・イン・ジャパンの職人さんの手作りだなんてとても贅沢ですが、外国の人の目にも止まっていて、世界的に注目されているんですよね。
確かに、一生に一度のランドセルです。納得できるランドセルが欲しいという親心もあれば、お子様の好みもありますから、家族で話し合いながら決めていったほうが良いと思います。
私は小学生の頃、ランドセルが好きではありませんでした。牛革で本物志向のくすんだ赤色のランドセルを母が買ってきて、ガッカリした思い出があるのです。それでいつもカバーを付けていた記憶があります。
子供ながらにこれは嫌だ!と言っちゃいけないような気がしたんですよね。
お友達が持っていた、クラリーノのピカピカの真っ赤なランドセルがとても羨ましくて。小学校4年生あたりから、ランドセルは持たず、スポーツバッグのようなもので通学していました。小学生ながら何か引っかかるものを感じていたことを思い出しました。
そんな体験談から、最終決定権はお子様に持たせてあげて欲しいな~と思います!
ランドセルはどんなメーカーが発売しているのか、ざくっとまとめてみました。
- 工房系(職人さんの手作りの少量受注生産。土屋鞄、中村鞄、大鋏製鞄 等)
- ファッションブランド系(子供服ブランドのもの。ファミリア、ミキハウス、メゾピアノ等)
- デパート系(高島屋、三越伊勢丹等デパートのオリジナルモデル、ブランドとデパートのコラボなど)
- スポーツブランド系(男子に人気!アディダス、ナイキ、プーマ等)
- 大手スーパーブランド系(イトーヨーカドー、イオン、ニトリ等)
- 大手独自ブランド系(フィットちゃん、セイバン、澤田屋、ララちゃん等)
ファッションブランド系の記事です
本当に選ぶのが大変な程、バリエーションが豊富にあるんですよね!
実際、お目当てのものは、試着したり使いやすいかどうか確かめたほうが良いと思います。
工房系ですと、もう春から展示会がはじまって、展示会も数日間の期間限定だったりするので狙っているものがあれば、見に行ったほうが良さそうですね。あっという間に終わってしまいますから・・・。
最後に人気工房のスケジュールを調べて記しましので、良かったら参考にしてみてくださいね!
ラン活2019いつから?
早い時期から販売や展示会の始まる工房系では、2019年のカタログ・資料請求は1月からもう始まっているところもあります。
人気工房は、今週末には先行注文会なるものが行われていたようですが、まだ3月ですよ!予約殺到すると、夏前にはその年は完売してしまうんですよね。
大人気のファッションブランド「メゾピアノ」の2019モデルの素敵カラーが2色ほど、既に高島屋の予約注文は完売していました。
某工房は、注文受付初日のオンラインストアがサーバーダウンして、店舗の電話もパンクして大変なことになっていたそうです。ちょっと凄すぎますよね!
私の友人は、年中さんからお目当ての工房に行って試着したりしていました。(もしかして暇だったのかなと・・・)
例えば人気女性誌「VERY」にも昨年は5月号から素敵なランドセルが登場していました。そうすると読者層のラン活意識もグッと高まりますし、人気の工房の展示会も始まる時期にあたりますので、混みますよね。
だいたい多くのメーカーは4月に新作のランドセルの発表があるようですから、レア物とか人気色ですと、4月中に物色して、ゴールデンウィークにはファイナルアンサーを出すつもりで考えておくという段取りになるかと思います。
第一弾はゴールデンウィーク、第二弾はお盆の帰省時期に、フェアや展示会が多く開催されます。というのも、「ランドセルは祖父母がプレゼントするもの」という販売戦略があるんですよね。
少子化で祖父母からの援助額も大きく、ブランド物の高級ランドセルを購入する人が増えてきているのでしょうか。
ランドセルはどちらの親が買う?
両方の家の祖父母、どちらが先に言ってきたかにもよりますよね?「ラン活」なるものを知っている親だと、早い時期から購入する意志を伝えるそうですが、ラン活じたいを知らず、そんなに早くから争奪戦が行われているのを知らない場合があります。
その場合は、孫にランドセルを購入したい意志があっても、そろそろ買いに行こうか?と言い出すのが遅いということもあります。
どちらかの親が買ってしまったら、もう一方の親が拗ねる場合もあるそうなんですよね。
しかも60代の親御さんでも、「内孫」「外孫」意識もある方などいらっしゃるようなので、ご家庭によって様々なんだろうなと思います。
角が立たないようにするためには、自分達で買う、または親からお金を預かって自分達で選ぶという方法がベストかもしれません。
どこにこだわるのか?
姪のランドセル選びには、姉がワンタッチロック機能じゃないものが見つからないと、家族で片っ端から、ランドセル売り場でひとつずつ「ワンタッチロックではないもの」を触って、探し出しました。
今は殆どがワンタッチロックなのですが、私達の時代のようなアナログの手動式で、ロックのつまみが右回り左回り共に可能で、360℃回るものが良いというコダワリがあった理由があったのは、姪が左利きでロックが一方通行にしか回らないのが使いにくいのと、壊れたらどうするの?という不安があったそうです。
ワンタッチロックだと、なぜかツマミは一方方向にしか回らないんですよね。
そのような理由から手動式を探していて、遂にひとつだけ見つけたのです!!!
それは、ミキハウスのランドセルでした。これしかなかったので、ミキハウスで即決でした。工房系も見に行きたかったそうですが、展示会の都合が合わず、結局高島屋で購入していました。
さて、何故ミキハウスは、オートロックではなくて手動のロックなのでしょうか?
それは、オートロックではいつ壊れるか分からない構造が問題なのだそうです。もし万が一壊れてしまったら、ランドセルの中身が取り出せないなまま修理になってしまうんですよね。修理に出しても何日も戻って来ません。その間教科書もノートもなくお勉強が出来なくなってしまうという理由からだそうです。
流行に流されず、そういう配慮とポリシーがあるのはさすがだと思います。
ターンロックが手動だからといって、全く不便はありませんよね。むしろ大人になれば、オートロックのバッグなんてありませんから。
オートロック機能とはこんな感じです↓
工房系人気ブランド資料請求は?
資料請求の時期ですが、工房系はとても早いので、要注意です。展示会もいつでもやってるわけではないので、狙いを定めて出かけるしかありません。
土屋鞄製造所
- カタログ請求受付開始 2018年1月10日から
- 2019年モデルの新色、新作モデル発表は2月28日から
- ラインナップ先行WEB公開は3月29日から
- 店頭展示開始と注文受付開始4月18日から5月15日まで(5月15日までは全て受け付け可能)
オオバランドセル(大峽製鞄)
- カタログ請求受付中。カタログは4月中旬に完成予定で順次発送
- 販売受付開始2018年6月6日より
中村鞄
- カタログ請求、素材皮見本帳受付中。3月上旬から発送開始(皮見本帳はなくなり次第終了)
- 2019年新作公開は2月20日から
- 店舗での公開開始は4月2日から
- オンラインショップ、店舗にて注文受付開始は4月18日から
鞄工房山本
- カタログ請求開始4月上旬
- オンラインショップのみで注文受付開始は5月13日。注文内容の確認のため、5月13日(日) 24:00 の時点で販売を一旦ストップする
- ランドセルカタログは4月2日(月)のWebサイトリニューアルに合わせて、請求受付を開始する
黒川鞄工房
- カタログ請求受付中・発送中
- 3月29日より、注文受付開始(注文はインターネットでのみ)
まとめ
■ラン活(ランドセル活動)とは?
→ランドセル争奪戦の為のリサーチや試着したり、販売予約受け付けなど、購入のための一連の動きのことです。
■ラン活2019いつから?
→早いところは、1月からカタログ請求開始、3月4月に新作モデル発表と、予約受け付けが始まります。
■工房系ランドセル人気ブランドの資料請求は?
→人気工房のスケジュールを書いていますので、参考にしてみてくださいね!
ただ気に入ったランドセルが欲しくて探しているだけなのに、ラン活なる言葉が出来るなんて、ちょっと皮肉ですよね。
数量限定に注文が殺到してしまって、小さな工房の場合は人員も限られていますから仕方がないことですが、少子化なのにちょっと世知辛いような印象も受けます。
まずは主役はお子様なので、お子様が納得出来るランドセル選びが出来るといいですね!ランドセル選びなんてものも、一生に一度のイベントです!「くだらない」と言うよりは、楽しんで素敵な思い出になれば、ハッピーなんじゃないかなと思います!