リステリア菌の加熱時間と温度どれ位?レンジは?冷凍で死滅しない?食べ物に注意!

2011年にコロラド州で33人もの人が亡くなった、殺人メロン事件ってご存知ですか?

殺人メロンを引き起こしたのは、リステリア菌の仕業のようですが、
そもそも、リステリア菌って何?と気になりますよね。

あ生肉を触ったら手を洗うとか、子供の頃から言われていますよね?

それってリステリア菌に感染しないようにということもあるのでしょうけど、命に関わることなので、小学生くらいの時から授業等でしっかり教え込んで欲しいですよね!

私個人的には、生肉は危険だ!と周囲に言われていた(恐ろしい病気になった人もいました)ので、なまものは野菜と果物と時々魚のお刺身をいただきますが、メロンで死者が出たなんて怖すぎませんか!?

一体どういうことなのか、しっかり情報チェックしておきましょう!

リステリア菌は冷凍で死滅しない?

結論から言うと、リステリア菌は冷凍で死滅しません!

リステリアは、他の一般的な食中毒菌と同様に加熱により死滅しますが、4℃以下の低温や、12%食塩濃度下でも増殖できる点が特徴です。   出典:厚生労働省

なんと、低温では死滅しないんですよ~!「12%食塩濃度下でも増殖」というのも、怖いですね。え、ちょっと待って、味噌はどうなの!?と思って調べてみました・

味噌

比較的塩分の多い辛みその塩分は12%前後、豆みそや甘口みそはやや少なく9~11%、白みそや江戸甘みそは、さらに少ない5~7%の塩分となっています。

ということです。ということは、出来るだけ辛味噌で、そのままではなく、加熱したほうが良さそうですね。

私も味噌ディップのスティック野菜が好きなのですが、味噌の風味が消えたとしても、しっかり加熱した方が良さそうだなと思いました。

食品を冷蔵庫で保存したり、塩漬けしていると、食中毒菌が増えないと思いがちですが、このような条件でもリステリアは増殖し、食中毒の原因になる恐れがあるということです。

まあ、健康な成人であれば、そんなに気にすることはないでしょうが、妊婦・乳幼児・高齢者・病中病後など、体力が落ちている時には、気にかけたほうが良さそうですね。

リステリア菌の妊婦の症状や潜伏期間どれ位?日本の感染率は?胎児の影響や予防方法は?
殺人メロン事件と呼ばれた、2011年にコロラド州で起きた事件が「世界仰天ニュース」(日テレ2/20放送)で取り上げられるそうですよ! 殺人メロンを引き起こしたのは、リステリア菌の仕業のようですが。そもそも、リステリア菌ってご存知でしょうか...

健康な成人では非常に多くのリステリアを摂取しなければ発症しないため、賞味期限や保存方法を守っていれば、食中毒が発生するほどの菌数にはならないそうです。

また、発症しても軽症で自然に治るとされていますが、リステリアに感染したときの症状の重篤度には個人差があります。

悪寒、発熱、筋肉痛などインフルエンザなどの他の感染症と区別が難しい場合や、敗血症、髄膜炎、中枢神経系症状などを引き起こす場合(リステリア症)もあります。

リステリア菌の加熱時間や温度はどれ位?レンジは?

耐熱性は弱く75℃数分の加熱で死滅してしまいます。
レンジでは湯気が出るくらい加熱すれば大丈夫なようです。

ということは、60度前後の低温調理は危険だと思ったほうが良さそうですね。

ローストビーフ、牛肉のたたきも、ちょっと警戒した方が良さそう!

O157は75℃以上で一分加熱がガイドラインになっています。

ただ、加熱したつもりでも例えば、冷凍のメンチカツやハンバーグなどでは、中心が75℃以上でなければ殺菌にはなりません。そのような原因でリステリア菌に感染することもあるそうです。

というのも、肉の塊よりはひき肉のほうが表面面積が大きく。菌が付着しやすいそうなのです。

熱ムラが出来ないように、フライパン加熱は蓋をしたり、シチューやカレーなど、ソースが重い場合はかき混ぜながら加熱するのが良いそうですよ!

あ、前日のシチューやカレーを鍋のまま室温放置すると、リステリア菌の温床になるらしいですよ!

ですので、一晩置いたから美味しいはずと、そのまま食べては危険です。

リステリア菌は食べ物に注意!

冷蔵庫に長期間保存され、加熱せずにそのまま食べられる食品は、原因となりえますので注意が必要です。

リステリア食中毒の主な原因食品例

  • 生ハムなどの食肉加工品
  • 未殺菌乳、ナチュラルチーズなどの乳製品(加熱をせずに製造されるもの)
  • スモークサーモンなどの魚介類加工品→(たらこ、明太子も注意です。

ナチュラルチーズは、雪印のカマンベールなどは熱処理しているので大丈夫ですよ。

フランス産とかの本格的なカマンベール、モンドール、イタリアのゴルゴンゾーラなどは、妊婦さんや高齢者の方は要注意ですね。

食品由来によるリステリア症は、年間住民100万人あたり0.1~10人とまれです。ただし、重症化すると致死率が高い疾患であることから、世界保健機関(WHO)においても注意喚起を行っています

リステリア感染症は、乳製品、食肉製品、サラダなど未加熱でそのまま食べる食品や調理済食品で多く発生しているそうなので、こちらの↓100%天然成分の野菜洗いがおすすめですよ!

強アルカリで、殺菌や農薬除去にもなるんです!
ボウルに水をはって、この粉を少し溶かして10分ほど放置するだけでOK!いろいろ試してみましたが、お米(特に玄米)やプチトマトやリンゴなんか農薬がすごいのか、水の汚れ方がひどいです。

まとめ

■リステリア菌は冷凍で死滅しない?
→冷凍で死滅しません!

■リステリア菌の加熱時間や温度はどれ位?
→75℃で1分以上必要です。

■リステリア菌は食べ物に注意!
→生ハム、ソーセージ、未殺菌乳、ナチュラルチーズ、生野菜、スモークサーモン、たらこ、めいたいこなどなど

いかがでしたでしょうか。冷凍でも生き延びる菌って、ちょっとエイリアンぽくて怖いですよね。とにかく加熱と、野菜洗いでリステリア菌は防げるので。取り入れてみてはいかがでしょうか。

ザ・世界仰天ニュースでは、死を呼ぶ危険な食べ物2時間スペシャル「33人の命を奪った殺人メロン」でリステリア菌が取り上げられました。メロンがどのように栽培されているかが興味深いです。

食品も、冷凍・冷蔵庫に入れているから安心ということはないんですね!
子供達にも知っていて欲しいことだなと思いました。

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