浅草寺では、毎年7月に『四万六千日【ほおずき市】』が行われますが、この二日間限定のご朱印やお守りがあるのをご存知ですか?
この二日間にお詣りすると、四万六千日(しまんろくせんにち)お詣りしたのと同じご利益があるということで、大勢の人が押し寄せます。
特別な日なので二日間限定の「雷除札」「災難除守」というお守りを授かることができるんです!
そして、ご朱印もこの日は特別バーションになるため、朝早くからの行列で大人気となっていますよ!
限定といわれると気になりませんか?
おまけに、一生分以上のご利益を賜れるとなると、知らないことのほうが罪に思えますよね♪
そこで、浅草ほおずき市限定の御朱とお守りの種類&値段、そしてすぐにわかるように販売時間と場所もここでお伝えしますので、大事な人たちにも教えてあげてくださいね。
- 浅草寺の由緒
- 浅草ほおずき市限定!御朱印やお守りの種類や値段いくら?
- 御朱印やお守りの販売時間や場所どこ?
浅草寺の由緒
浅草寺は、東京で最古のお寺です。
なんと飛鳥時代まで遡ります。
628年(推古天皇36年)3月18日の早朝、檜前浜成・竹成(ひのくまのはまなり・たけなり)の兄弟が江戸浦(隅田川)で漁をしていました。
網を下ろす度に得体の知れない像(観音像)が網にかかるので、仕方なく家に持ち帰りました。
そこの土地の長であった土師中知(はじのなかとも)に聞くと、聖観世音菩薩さまだということで大事にお祀りしました。
その後、土師中知が自宅を改装して寺とし、生涯を礼拝供養に捧げました。
645年(大化元年)、勝海上人がこの地に観音堂を建立します。
また、夢によるお告げによって、ご本尊をご秘仏とし現在まで厳守されています。
なので、ご本尊の観音像はいまだに見ることができないんです。
浅草寺は、「金龍山」ともいわれています。
観音様が現れた日の夜、千株ほどの松が一気に生じ、その3日後に天から金龍が松林の中に現れたことから「金龍山」と呼ばれるようになります。
雷門は、当初、駒形付近にあったものを鎌倉時代以降に現在地に移築され、両脇に風神・雷神が安置されました。
元々は災難除けを目的としていましたが、その後、天下泰平や五穀豊穣の祈願もこめられるようになります。
現在の門は、1960年、松下電器創始者・松下幸之助氏のご寄進により復興再建されました。
浅草寺の「四万六千日」は、「ほおずき市」として江戸時代から庶民の人気を集めている夏の風物詩となります。
では、観音様のご加護の強いと言われるこの二日間だけ授かることができる特別なお守りとご朱印はどんなものがあるのかみてみましょう。
浅草神社とは違います!
浅草寺と浅草神社は、名前でうっかり間違えがちですが、場所は違うのでお気をつけくださいね。
すぐそばですが、地図をはっておきますので念のためご確認ください。
浅草寺ほおずき市限定!御朱印やお守りの種類や値段いくら?
浅草寺のほおずき市は、毎年7月9日、10日に行われています。
江戸時代から庶民の人気を集めている夏の風物詩です。
このほおずき市の二日間限定で、特別なご朱印やお守りが授与されるんです!
この日にお参りをすると、「四万六千日」46,000日分参拝するのと同じご利益が得られると言われています。
なんと、約126年分のご利益です!!
1日で一生分以上のご利益を授かることが出来るなんてすごくないですか!?
では、どんなご朱印やお守りがあるのかご紹介します。
■ご朱印
出典:浅草寺
ほおずき市限定として「四万六千日」の朱印が入ります。
御朱印は、2種類あります。
・ご本尊の聖観世音菩薩(坂東三十三観音 第13番札所・江戸三十三観音 第1番札所)
・浅草名所七福神 大黒天
お写真をみて、どちらにするか聞かれますが、両方いただくこともできます。
1種類:ご志納金として300円
2種類:ご志納金として600円
※2種類いただく場合、「四万六千日」の朱印が入るのは「聖観世音菩薩」のほうです。
■お守り
「雷除守」
出典:浅草寺
雷門にちなんだ雷除けのお守りで、竹の棒の先に三角形のお札が付いています。
明治時代から農家の雷よけ(赤とうもろこしの吊るし)の代わりとして授与され始めました。
元は、雷除けですが、現在は災難除も含まれています。
雷除守の値段(初穂料):500円
「災難除守」
普段でも購入できる「災難除守」ですが、2日間限定で「四万六千日」と書かれたお守りが授与されます。
災難除守の値段(初穂料):800円
もう一つ、祈祷札にも2日間限定の特別バージョンで、黄色の掛け紙をかけた「黄札」が授与されます。
最近は自然災害も多いので、雷や災害除けは、家にお祀りしたいですよね!!
私の家族みんなにお知らせして、是非ゲットしたいです!!
約126年、観音様のご加護をいただいて私も幸せに過ごしたいな。
御朱印やお守りの販売時間や場所どこ?
御朱印とお守りの販売場所は異なりますので、お気を付けください。
■御朱印の販売時間と場所
御朱印の販売場所(授与場所)は、本堂西側(本堂の左)の影向堂(ようごうどう)です。
本堂の手前左側にお札・お守りの授与所があり、そこに案内板が出ていますのでご覧くださいね。
左手奥に影向堂があり、その影向堂内の右側に御朱印所があります。
御朱印の販売時間(授与時間)は、9:00~17:00です。
朝9時には既に本堂の方まで長蛇の列ができていたという口コミもみかけましたよ!
■お守りの販売時間と場所
お守りの販売場所(授与場所)は、参道(本堂の手前左側)と本堂の中の2箇所あります。
お守り販売時間(授与時間)は、お堂が開いている時間と異なりますのでご注意ください。
通常 9:00~17:00です。
こちらは、比較的すいていてすぐに購入できるようです。
浅草寺・基本情報
住所:台東区浅草2-3-1
お問合せ: 03-3842-0181(日曜祝日を除く9:30~16:00)
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まとめ
■浅草寺の由緒
→浅草寺は、東京で最古のお寺で、飛鳥時代までさかのぼります。漁の網にかかった観音様像を祀ったところから始まります。勝海上人の夢のお告げで、その観音様像はいまだに直接ご拝顔できません。
江戸時代より「四万六千日(ほおずき市)」が庶民の間で人気となり江戸の風物詩となっていきます。
■浅草寺ほおずき市限定!御朱印やお守りの種類や値段いくら?
→ご朱印は、ほおずき市限定で「四万六千日」の朱印が入ったものを授与でき、300円となります。
お守りは、この二日間限定の「雷除守」500円と「災難除守」800円があります。
■御朱印やお守りの販売時間や場所どこ?
→御朱印とお守りの販売場所(授与場所)は異なります。
ご朱印は本堂正面の左側「影向堂(ようごうどう)」です。お守りは、本堂手前の参道と本堂内2か所あります。どちらも9:00~17:00です。
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私は、ほおずきと風鈴しか気にしていなかったのですが、観音様のご加護の強い日の限定お守りを授かりたいです。パワフルな日に行かない手はありません!